- お笑い芸人になるなら、コンビを組んでからの方がいいの?
- 僕たちが生まれる前から、ずーっと売れ続けているコンビの特徴ってあるの?
- 芸人になる時に、あった方がいいものってあるの?

お笑い芸人になったら、同期たちをすぐに突き放したい!
この記事はこのような方にオススメです。
芸人になったら、早く売れるに越したことはありません。
極論、NSCなどのお笑いスクールに入ったその日に売れたら最高です!
まぁもちろん、そんなことは実際にはあり得ませんが……
しかし「NSCに入ったその日に売れる!」
ということはないにしても、「入ったその日から同期よりも良いスタートが切れる!」
そういうスクール生なら、間違いなく存在します。



私は、大阪吉本に所属して10年間所属しております。
お笑いの世界について詳しいです。
この記事は「芸人生活を始めるにあたり、良いスタートダッシュが切れる芸人の特徴【3選】」
について書いております。
この記事を読めば「芸人になるならこの3つの条件があればいいのか!」という事がわかります。
3つを兼ね備えてお笑い界に飛び込めば、芸人生活の素晴らしい幕開けを飾れるでしょう。
それでは参りましょう!
「芸人を始めるにあたり、あった方がいいもの3選」とはこちらです!
- 学生時代の親友同士でコンビを組んで、芸人になる
- 異色の経歴がある
- コンテストに出場経験がある
+αで「これができたら売れたも同然」1万人以上のフォロワーがいる
解説していきます。
芸人になる時に有利な条件①:学生時代の親友とお笑い界に入ってくる


まぁまず、間違いなくこれが1番でしょう。
というか、これを言いたいがために、この記事を書いたようなもんです😊
学生時代の親友と共に、お笑い界に入ってくる事がいかに「芸人生活を始めるにあたって有利」か、
解説します。
「今、売れている芸人」に限定すると、お笑い界に入ってから出会った者同士もいる
この記事を書いている、2022年5月現在……
ここ数年で売れてきた芸人たちは「第七世代」と言われています。
その「第七世代」の芸人たちに注目すると、大半がお笑い界に入ってから出会った者同士です。
「今、売れている芸人」に注目すると、「お笑い界に入ってから出会った者同士でコンビを組んでいる」人たちも珍しくないです。
でも、おそらく何組かは10年後に消えているでしょう。
昔から売れ続けているコンビは、みんな学生時代からの親友同士
それでは現在30歳の僕が、生まれる前から売れ続けているコンビを見てみましょう。
- ダウンタウン
- ウッチャンナンチャン
- ナインティナイン
- とんねるず
- 爆笑問題
この方たちは、僕が生まれる前から芸人になり、現在も第一線で活躍しています。
そして全組に共通することは、学生時代からの友達同士
ということです。
もちろん、上記の5組が20歳の頃は、お笑い界に入ってから出会った者同士でコンビを組んだ人たちも多数いたでしょう。
しかし、ほとんどがお笑い界を去っております。
この事から「学生時代の友達同士でお笑い界に入ってくる段階で、いかに他の同期とスタートが違うか」
お分かりになるでしょう。
そもそも、親友とお笑い界に入ってきた段階で「相方がどんな人間か」だいたい分かっています。
でも、お笑い界に入ってからコンビを組もうとした場合、まず相手がどんなヤツかわかりません。
- 相方を平気で殴る
- 平気で相方に嘘をつく
- 「彼女が妊娠したから」という理由で突然解散を告げられる
こんなことは、ままあります。
「コンビを組まないと、相方がどんなヤツかわからない」
これは「お笑い界に入ってから相方を探す人」の宿命です。
でも、学生時代からの親友同士なら「相方がどんな奴かをまず知らないといけない」
ここをすっ飛ばす事ができます。
カップルで例えるなら
- 学生時代の親友同士:普通に恋愛関係に発展
- お笑い界に入ってから相方を探す:出会い系サイトに登録してから、相手を探す
でも、世の中のほとんどの人間が、出会い系で恋人なんか探したくないでしょう?
理想を言えば、普通に恋愛をしたいはずです。
でも、無理だから出会い系で相手を探さざるを得ない。
そんな感じです。
芸人になる時に有利な条件②:異色の経歴がある


皆さんご存知のように、現在は芸人の数が異常なまでに多いです。
個人的な体感では、ゆうに10000人を超えているでしょう。
その中の6000人が、吉本ということになりますね😊
バイトを辞めれている芸人は……おそらく300人ぐらいでしょう。
芸人になる前に、異色の経歴があった方がTVに出れる
現在は「芸人なる前に、異色の経歴があった人」の方がメディアに出やすいです。
僕が知っている限りでも
- 元警察官
- 元自衛隊
- プロサッカー選手になりかけた芸人
これらの芸人がいます。
「高校を卒業して、ストレートに芸人になる。」
よりも「別の道に一旦入ってから芸人なる」方が結果的に売れやすいかもしれません。
「売れやすい!」というより「メディアに出やすい!」という感じですね。
特に、誰とも被らない経歴があればOKですね。
もし仮に、「高学歴芸人で行くぞ!」と考えた場合、東大卒なんか普通にいますから……
- ハーバード大学
- スタンフォード
- オックスフォード
- 精華大学
- 北京大学
- ソウル大学
この辺りを狙いましょう。
高学歴芸人を目指すなら、もう海外の大学しかないですね😊
特別な経歴がないと基本的に『ネタ』で勝ち上がるしかなくなる
僕のように高卒でお笑い界に入った場合、基本的にネタで勝ち上がるしか方法はありません。
現代のお笑い界では、この「ネタで勝ち上がる」のが最も難しいです。😭
だって、同じ道を目指す芸人が多すぎますから。
ネタで勝ち上がる芸人は、吉本が多いです。
なぜなら、吉本ではまずネタで評価されないと話にならないから😊
「天然」とか「ポンコツ」とかで評価されるのは、吉本以外の事務所が多いです。
「TVでよう見るけど、ネタは全然おもんないな」
こういうタイプの芸人は、吉本にはあまりいないです。
吉本に入った場合、基本的にネタで勝ち上がるしかありません。
これは非常にシビアな状況です。
吉本でも、ある程度のとこまで行ければ……
ネタでなくともメディアに出れるチャンスはあるかもしれませんが……
それでも「劇場メンバー」になれないと厳しそうですね。
まず「UP TO YOU」で1位を取ることすら、難しいですから。
「UP TO YOU」についてはこちら
芸人になる時に有利な条件③:コンテストの出場経験がある


これは「芸人になるぞ!」と決めた高3の僕に対して強く言いたいですね。
NSCに入学するまでに
- 名古屋
- 大阪
どちらかで、
- 「M−1」
- 「Rー1」
- 「キングオブコント」
などに出場すべきでした。
「M−1」「キングオブコント」「R-1ぐらんぷり」などに出場すべし
- 「M-1」
- 「R-1」
- 「キングオブコント」
この3つのお笑いコンテストが、日本国内で特に有名な大会です!
一般参加できるコンテストに出るべし
「M-1」「R-1」は一般参加でも出場できます。
素人でも出れる、ということです。
「M -1」なら学生時代の友達を誘ってでも出るべきでしたね。
友達が芸人になるかはさておき、とにかく出るべきでした。
友達が「嫌っ!」ていうなら、兄貴でも誘って出たらよかったですね😊マジで❗️
なぜなら「人前でおもしろいことをする」以前に「人前で何かすることに慣れる」という事が先決だからです。
もちろん、行けるなら2回戦・3回戦といけた方がいいに決まってます。
でもそれ以前に、人前で何かをすることに慣れるのが先です。
というか、まずそれに慣れないことには、その先は無いでしょう。
なので芸人になる前に、一般参加できるお笑いコンテストに出るべきです。
別に「Mー1」や「R -1」じゃなくてもOKです。
とにかく人前で何かをやりましょう。
初舞台は、ネタをやるのに必死になる
特に人生初舞台だと、「とにかくネタをやることに必死」の状態になります。
必死過ぎて、漫才のセンターマイクが視界に入らないんですね〜💦
するとどうなるか……
- 登場した時に、センターマイクが自分の背丈に合っていないことに気づかない。
➡︎よく漫才師が登場した直後、マイクの高さを超えるとこを見るでしょう。そうじゃないと、声を拾わないですから。
これができないと、お客さんに「なんか低く(高く)ないか?」と違和感です。 - コンビ2人の距離が、明らかに離れているのに気づかない
➡︎ 漫才は、基本的に2人の肩がぶつかるかどうかの距離感です。
2人がセンターマイクから離れ過ぎていると、お客さんから見て違和感です。
これは僕も注意されたことがあります。 - そもそもネタ中に、センターマイクから離れていることに気づかない
ネタで笑わせたいのに、お客さんにあらぬとこで違和感を持たれてしまうと、笑いは起きずらいです。
「失笑」ならありそうですけどね😭
じゃあそうならないようにはどうすればいいか?
とにかく人前でネタをするしかありません。
人前でネタをして、人前で喋るということに慣れるしかないでしょうね。
「Mー1」は8月から、「Rー1」は年末年始から1回戦が始まっている
将来芸人になるなら、学生の時に「M−1」「R−1」などに出た方がいいです。
とにかく早い段階で、人前でネタをやるに越したことはないです。
よく12月の後半になると「そろそろM−1の季節かぁ〜」となります。
お笑いファンの方ならご存知でしょうが、あのテレビで放送されている「M-1」って、決勝なんですよ❓
実際「M -1」の1回戦は8月から始まっております。
学生なら夏休みです。
「R -1」の1回戦だと、学生は冬休み。
この時間を生かして、出場しましょう。
そしてできれば、お笑いスクールに入る頃には「人前でネタをやることには慣れている状態」
になっていることがいいですね😊
地方を出て芸人になるなら、遠征してでもコンテストに出た方がいい
地方に住んでる方は、東京・大阪に出てきてでも、コンテストに出た方がいいですね。
「M -1」だと東京・大阪以外の都市でも、1回戦はやってます。
「私は地方に住んでいるから、そもそもお笑いのコンテストなんかない」という方もいるでしょう。
そういう方でも、まず地元で素人のお笑いコンテストがないか調べてみましょう。
以外と見つかるかもしれませんよ!
まぁ何よりも、まずチャレンジすることが大事です。
これは何においてもそうです。
失敗したら失敗してでいいじゃないですか!
僕なんか、人生ずーっと失敗してますからね😭
とはいえ……
芸人になる前に「コンテストに出たことがあるかどうか」
これで「芸人として売れるかどうか」はほとんど変わらないでしょう😭
「コンテスト出場経験があった方がいい」程度のことです。
芸歴2年目とかになれば、ほとんど変わらないでしょう。
舞台数をこなしてさえいれば、そのうち慣れるもんです。
少なくとも
- 学生時代の親友とお笑い界に入る
- 異色の経歴がある
これら2つの方が、芸人生活のスタートダッシュを切れるかどうかに置いて重要です。
これがあれば最高!:1万人以上のフォロワー


昨今のNSCでは、NSC入学時点でフォロワーが1万人以上いる芸人もいます。
大阪NSC34期の僕の感覚でいえば「フォロワーは、売れていくと同時に徐々に増えていくもの」でした。
しかし、初めからフォロワーが1万人いたら、同期たちとのスタートラインは雲泥の差になります。
現代において『フォロワー』は資産
現代において、フォロワーの数は『お金』と同じ……あるいはそれ以上の資産価値があります。
詳しくは下記の動画をご覧ください。
芸人でも
- 初めから1万人以上のフォロワーがいる状態で、NSCに入学する
- NSCに入学してから、フォロワーを増やしていく
どちらが、売れるまでの道のりが早いか……
火を見るよりも明らかです。
現代では、売れていない芸人よりも、インフルエンサーの方がフォロワーが多いです。
正直な話、中途半端な芸人よりも、ビジネスインフルエンサーの方が芸能人とのつながりが強いでしょう。
ビジネスインフルエンサーの方が、売れてない芸人よりも芸能人と出会いやすいと思いますよ。
とあるビジネスインフルエンサーが言ってましたが、1万人以上のフォロワーがいれば、何でも売れるらしいです。
芸人でも、1万人以上のフォロワーがいれば
- LINEスタンプ
- Tシャツ
なども売れるでしょうね。
自分がNSC生の時は『フォロワー』という概念はなかった
僕は、大阪NSC34期です。
NSCに入学したのは、2011年4月です。
その当時の社会情勢はこんな感じ。
- NSCに入学したのは東日本大震災の1ヶ月後
- 当時の最もメジャーなSNSはmixi
- 周りの人間はまだ、ガラケー
- 島田紳助さんは、僕がNSC生の時の8月に芸能界を引退
- HIKAKINという名前を聞いたことがあるぐらい
という感じでした。
- 「SNS」
- 「フォロワー」
- 「YouTuber」
- 「インフルエンサー」
- 「チャンネル登録よろしくお願いします!」
こんな言葉は存在していませんでした。
いやっ……
厳密に言えば、存在はしてました。
でも当たり前の言葉ではなかったですね。
これから芸人になるなら、この『フォロワー』をいかに獲得していくかが、非常に重要になるでしょう。
というか、ネタ以上に大事と言っても過言ではないかもしれませんね。
『フォロワー』がいれば、そこまでの認知度(有名度)はいらないです。
というか、SNSの登場により
「いかに、多くの人に知られるか」よりも
「いかに、深いファンを得られるか」こっちの方が大事になるでしょう。
認知度と人気度は変わってきます
- 昔の芸能人は「認知度」さえあればOK
- 現在は、ファンの数が少なくてもいかに「人気度」があるかの方が重要です。
- 日本人なら誰もが知っている演歌歌手
- 僕が全く知らない韓流アイドル
どちらが「認知度」は高くて、どっちが「人気度」は高いですか?
大事なのは「人気度」です。
そういう時代になりました。
芸人生活を始めるにあたり、あった方がいいもの【3選】まとめ


この記事は「芸人生活を始める時に、あった方がいいこと【3戦】」につてい書きました。
いうまでもなく、僕の独断と偏見が書いてある記事なので、ご了承ください。
「芸人になるなら、あった方がいいもの」【3選】
- 学生時代の親友と一緒にコンビを組み、芸人なる
➡︎ 相方の人間性・笑いのタイプなどを初めから分かった上で、芸人になれます。
「こいつはどんな奴だ?」と、相手を見る必要がありません。 - 異色の経歴がある
➡︎ 現代は芸人の数が多過ぎます。ネタで勝ち上がるのは、ある意味1番難しい状況です。
そこを抜け出そうと思ったら「異色の経歴」が必要になります。
それがないと、基本的にネタで勝ち上がるしかなくなります。 - お笑いコンテストへの出場経験がある
➡︎ 「ないよりはあった方がいい」ぐらいの感じです。
上2つほど重要ではないです。
これがあれば最高!
そもそも『フォロワー』が10万人もいれば、事務所に入る必要すらないかもしれません。
なんなら、芸能事務所側から「うちに入ってくれませんか?」と言ってくれることもあるでしょう。
実際に『フォロワー』の数を重視する企業も増えつつあります。
就活の時に「フォロワー1万人以上で、問答無用で最終面接」という企業もあるらしいですからね。
NSCでも「SNSのフォロワー5万人以上なら、授業料無償!」とか……
そのうちなるかもしれませんよ!
僕とあなたで、お互いがんばってフォロワーを増やしていきましょう!
何かしらの参考になれば幸いです!
南方神起でした〜👋
ほなね〜😁