はいどうも〜❗ クリスマスも財布の中身も寂しい、南方神起です!
この記事は、このような方にオススメの記事となっています!
「NSCに入学したい❗」
「NSCの『ネタ見せ』ってどんな感じの授業なの?」
「4月からNSCに入学する!」
という方は多いと思います。
この記事はNSCについて、
こんなテーマで書いております!
NSCの『ネタ見せ』の授業って、どんな授業なの?
このテーマを軸に、ここではNSCの『ネタ見せ』の授業について書いています!
僕は大阪NSCを卒業しております!
この記事では『ネタ見せ』の経験と感想
について書いてます。
よろしくお願いします〜!
NSCについてはこちら!
・NSC大阪入学【芸人になるなら入るべきか?卒業生の体験談を書く】

芸人活動をする上で、絶対に避けて通ることができない、この『ネタ見せ』
売れてからも、ずーーっと『ネタ見せ』をするのかどうかはさておき、
この『ネタ見せ』をせずして売れた芸人は、皆無です。
その『ネタ見せ』の授業とは一体どんな感じの授業なのか?
それでは参りましょう!
『ネタ見せ』の授業について、3つの観点で書いてます。
- ”お笑いスクール”とは『ネタ見せ』のためにあるようなもの
- 「NSC時代に売れる!」のは『ネタ見せ』以外にない
- 秋になると『選抜クラス』ができる
お笑いスクールとは『ネタ見せ』のためにあるようなもの

NSCのメインコンテンツ
今より40年前のお笑い界。
その時代は「芸人になりたい!」と思えば、基本的に「弟子入り」以外の選択肢はありませんでした。
しかし今や「芸人になりたい!」思った人の99%は、お笑いスクールに入学します。
弟子入りして芸人になるのは、もはや落語家さんぐらいです。
そのお笑いスクールの老舗(しにせ)であり、最初にできたお笑いスクールがNSCです。
NSCの・・・というか
NSC以外のお笑いスクールも全て、この『ネタ見せ』が最も重要な授業になるでしょう。
『ネタ見せ』がないスクールなんて存在しないはずです。
そんなお笑いスクールがあれば、そこに通うのは辞めた方がいいでしょう。
まぁもちろん、そもそも「スクールに通わないと売れないのか?」という話になれば、
通わずに売れている芸人はいますけどね😆
なので「芸人になるために、自分はスクールに通うべきか?」
ということから、考えた方がいいでしょう。
それで「スクールに通うべきだ!」となれば、NSCなり、他のスクールなりに入りましょう。
・
NSCの授業の4割が『ネタ見せ』
2022年の、NSC入学者向けのパンフレットを見ると「NSCの全授業の4割がネタ見せ」と書いてあります。
ただしこれには、注意してほしいことがあります。
確かに、NSCの授業数としては『ネタ見せ』が4割を占めるでしょう。
しかし『ネタ見せ』の授業に至るまでに、下2つの段階があります。
- ネタ作り
- ネタ練習
全NSC生、この2つの段階を経て『ネタ見せ』の授業に望んでいます!
それぞれ、軽く解説します。
ネタ作り
まず「ネタ作り」をしないことには、そもそも「ネタ練習」も『ネタ見せ』もクソもありません。
「ネタ作り」の仕方は各コンビによって、マジで千差万別です。
- 1人が全部を作り上げる
- 1人が9割作って、ツッコミ(ボケ)のセリフの言い方だけを相方に考えてもらう
- 2人で話し合って作り上げる
3つ挙げましたが、これは確実に「各コンビによって違う!」と言えるでしょう。
ネタ作りの余談
話がそれますが、これは各コンビがたどる道筋でもあります。
この「ネタ作り」で相方と意見が衝突し、相方と仲が悪くなっていくということですね😁
とはいえ、大抵は「ネタ作りで意見が食い違うから!」
ということだけで、仲が悪くなっていくわけではないですけどね。
そこはお互いの、私生活についてのイライラが積もり積もっていき
「ネタ作り」の最中に、爆発する。
という方が正しいでしょう。
- 遅刻
- お笑いに対しての姿勢
- 意思の弱さ
- 女癖・酒癖
- そもそもの人格 etc…
いろんな事が重なっていき、やがて仲が悪くなります。
ただ単純に「相方とネタ作りで意見が食い違うから❗」
という理由だけで、コンビ解散にまでいくコンビはいないです。
「まだ売れてないコンビに関していえば」ですよ❓
雨上がりさんクラスになれば、もっと違う理由での解散もあるのでしょう!
僕がコンビを組んでいた時は、
全部、僕がネタ作りをしていましたけどね😁
「ネタ作り」終了
そして「1.ネタ作り」のフェーズが終了した時点で、
次は「2.ネタ練習」のフェーズに入ります。
ネタ練習
考えたネタを覚えないといけません。
当たり前ですが「覚えて終わり❗」じゃないですからね😊
- まず台本を見ながら、セリフを覚える
- 台本なしで練習する
- 次は、動き・セリフの言い方などをおもしろくしていく。
漫才にしろ、コントにしろ…。
セリフを覚えてからが、本当のネタ練習の始まりです!
ネタ練習を始めた段階で、
もう1度「ネタ作り」に戻ることも、全然あります。
「やっぱもっと違うネタ考えよ❗」てね。
せっかくネタを作っても、
実際に声に出して練習して、初めてわかることもあります。
- 「あれ?ここは変えたほうがいいな」
- 「このセリフはこうしよう!」
- 「ここもっとこんな感じで言えへんの?」
「いやっ!こうの方がええやろ❗」
「なんやと❓この野郎💢 お前大体な、この前遅刻した時のあの態度なんやねん・・・」
➔ ここからケンカが始まる - 「このネタなんか全然おもしろくないな!ボツ!」
「ネタ作り」
⬇
「ネタ練習」
⬇
また「ネタ作り」で修正をしていく
このサイクルを繰り返していきます。
そして1本のネタが完成する。
長々と書きましたが、別に1日で「ネタ作り」「ネタ練習」
が終わることもありますよ!
まぁこれは、ある程度コンビ歴が長いコンビでしょうね😊
ネタ見せ
以上2つ
- ネタ作り
- ネタ練習
の段階を経て『ネタ見せ』に挑みます!
なのでパンフレットには「NSC全授業の4割がネタ見せ」と書いてますが…
実際は「NSC生活の7割ほどは”ネタ作り””ネタ練習”を合わせた『ネタ見せ』」
と思っておきましょう。
まぁ、7割は少し言いすぎかもしれませんが・・・
それぐらいの意識でいましょう!
まぁ、体感半分以上は『ネタ見せ』です。
その他の授業は、事前準備なんかしない
NSCには『発声』『演技』など、他の授業もあります。
それらの授業は『ネタ見せ』のように、特に事前準備なんかないですからね。
やはりこの『ネタ見せ』だけが別格です。
緊張する授業も『ネタ見せ』だけ
NSCでは色んな授業がありました。
でも、緊張する授業はこの『ネタ見せ』だけですね。
人前でネタを披露するというのは、本当に緊張します。
NSCでも始めは、知ってる人の前でネタを披露します。
全員生徒ですからね。
でも、卒業…
というか、入学してしばらくすると「お金を払ったお客さんの前」でネタをします。
そうなってくると、本当に緊張しますね!
「NSC生で売れる!」にはこの『ネタ見せ』の授業しかない

「天才芸人」ならNSC生の段階で売れることは、もちろん可能
- NSC大阪:1982年開校
- NSC東京:1995年開校
大阪校からのおよそ40年の歴史の中で、NSC在学中に売れたのは
この2組だけです。
大阪 : キングコング
東京 : オリエンタルラジオ
この2組だけが、在学中に売れています。
おそらく『ネタ見せ』の授業で高評価されたのでしょう!
なので、すぐに売れることができたのだと思います。
キングコングの西野さんは、著書の中でこう書いてました。
「『1年で売れなければやめる』と思って入った。」…
始めからそれほどの覚悟で入るのは、凄まじいです。
「いつか売れるぞ!」なら、みんなそうでしょうが
「1年で売れなければやめる!」はなんというか…
圧倒されるものがありますね。
自分が情けなくなってくるぐらいに…
「NSC在学中に売れてやる❗」
と思った場合、この「『ネタ見せ』で評価される」以外に方法はないでしょう。
とはいえ…
現代はSNSやYou Tubeなどがあるので『ネタ見せ』以外の方法もありますけどね😁
自分が現役NSC生だった時は『ネタ見せ』以外に、方法はなかったでしょう!
「俺は”演技”の授業で売れるんや❗」という方がいたら、そんなもんは・・・
「じゃあ、なんでNSCに入ったんや!それなら芸人なんなよ!」て話ですね!
ただ、そういう人も過去に何人か見たことありますけどね😊
『ネタ見せ』の授業のせいで、夏までに半分がやめる
NSCについて調べていると、こんなことを聞いたことがないでしょうか?
「夏までに、生徒の半分がやめる。」と…
これは、実際にNSCを卒業した僕から言っても、間違いなくそうですね😁
みんな「自分が1番おもしろい❗」と思い、入学してきます。
なので、そこで講師に厳しいダメ出しをされると
「こんなはずじゃなかったのにな!」とか「この俺が…?」となるのでしょう。
どんな人間も始めは素人で入ってきます。
なので「自分は評価されなくて当たり前!」
と思っていた方が、良いかもしれませんね😊
「自分に過度に期待しない」というか…
もちろん「自信」は絶対に必要です。
しかし「自信」と「謙虚」は両立すると…
僕がよく見る、ビジネス系youtuberがおっしゃっていました!
そのうち、各講師の選抜クラスができる

僕の現役NSC生時代…
NSC大阪では、秋になると『選抜クラス』ができました。
この選抜クラスに選ばられると「NSCライブ」に出ることができました。
10月ごろから「NSCライブ」が始まりました。
しかし、現在は6月から「NSCライブ」が始まるようですね。
これはいいですねぇ〜😁
「早くに人前でやる」に越したことはないですから!
選抜クラスが優先的に、NSCライブに出れる
現在は、6月になると「NSCライブ」が始まるようです。
全員が出れるわけではありません。
人数が多すぎますからね🥲
出られるのは選抜クラスの人達が優先されるはずです。
逆に言うと、選抜クラスに選ばれなければNSCライブに出れる可能性は低くなります。
つまり、1回も「NSCライブ」に出ることなく、NSCを卒業していく人もいます。
ただし、これはNSCの入学者数が多かった時の話。
現在は、そもそもの入学者数自体が減っています。
今後も、減っていくことは間違いないでしょう。
なので「NSCライブ」に出れるチャンスは、その分多くはなっているかもしれません。
まぁ、そんなに変わらないとは思いますけどね😊
単純に「人数が減れば、チャンスは増える!」というだけの話です。
客数<演者数
NSC生の間は…
というか、劇場メンバーになれるまでは(大阪でいうとこの、漫才劇場メンバー)
客席で座っている客数よりも、演者の方が多いです。
演者50人に対して、客数20〜30人が平均的かな〜って感じですね😁
まぁ、これは僕も未だにそうですけどね😭
僕が今まで経験した最低人数は、
演者6人:客数2人 ですね😁
明石家さんまさんも、名古屋の劇場に出た時
「自分の兄しか客がいなかった」ということがあったそうです。
おそらくですが、これは全ての芸人が通る道でしょう。
吉本では、客数<演者にまで到達できる芸人がほとんどいない
我らが吉本興業には、およそ6000人の芸人が所属していると言われています。
「誰が数えてんねん?!」って感じですけどね😆
その中で【演者<客数】の領域に到達できる芸人が、そもそもほとんどいません。
もちろん、僕もそのうちの1人。
そこまで到達できている芸人は…
僕の肌感、200人ぐらいです。
まぁもちろん、劇場の規模によっても変わってきます。
- 「50人規模の小さな劇場なら満席にできる!」という芸人。
- 「NGKも満席にできる!」という芸人。(NGKは1000人ぐらい)
両者は全然違いますけどね。
そもそも「10人のお客さんを呼べる芸人」が、おそらく6,000分の300ぐらいです。
NSC生は、全く売れてない芸人よりも多くのお客さんを呼べる
個人的な意見ですが、NSC生には全く売れてない芸人よりも、ファンつきがやすいです。
なぜならNSC生だから😁
皆さんは、笑いの原石です。
何年経っても売れずに、くすぶっている芸人とは違います。
この俺のように😭
「原石が好き!」という人はいます。
なので「吉本興業の最底辺のライブ」よりも
「NSCライブの方が、お客さんが多い」というのは、しばしばあります。
まぁ、NSC生の間は家族が見に来てくれますし、友達とかも呼びやすいですからね😊
そういう事も合わさり、お客さんの数が「吉本最底辺のライブ」
よりも上回っていきます。
「NSCライブ」の方が「最底辺のライブ」よりも、入場料を取るのにね😭
詳しくはこちら!
・NSC生にファンはつくの?【NSC入学生に伝えたい、卒業生の話】
まとめ

この記事ではNSCの『ネタ見せ』の授業について書きました。
- NSCは『ネタ見せ』のためにあるようなもの。
➔ 『ネタ見せ』=【ネタ作成】+【ネタ練習】の時間を合わせたもの - 「NSC生の間に売れてやる❗」
➔ 『ネタ見せ』の授業で評価される以外に、方法はないでしょう - そのうち選抜クラスができる
➔ 選抜クラスじゃないと、NSCライブに出れる可能性は低くなります
「その他の授業について知りたい」という方はこちら!
・【NSCの主な授業まとめ】NSC入学したい人に伝えたい!卒業生の経験談
最後に個人的なメッセージを未来のNSC生にお届けします。
入学したなら、卒業はしましょう!
南方神起でした!
ありがとうございました〜❗