どうも〜!吉本所属の南方神起で〜す!
NSC大阪を卒業し、現在も吉本に所属しております。
この記事は、以下のような方にオススメです!
- お笑い芸人になりたい!
- 落語家になろうと思っている
- 落語に興味ある
こういった方にオススメの記事となっています。
この記事のテーマはこれです
漫才師・コント師よりも、落語家の方に生じるデメリットとは?
こんな感じのテーマで記事を書いてます。
まず注意していただきたいのは、僕は落語家ではありません。
なのでこの記事は、落語家でない僕が落語家の外側から見た、落語家のデメリットについて書いてます。
本当の落語家さんが見ると「いやそれは違うだろ❗」という事もあるかもしれません。
その点はご了承ください!
大前提として、「落語家にならない方がいい❗」と言っているわけではありません!
あくまでも、「漫才師・コント師に比べれば、ここの部分は短所かもな〜」と、思った部分について、記事を書いてます。
それでは参りましょう! 落語さんのデメリット3選とはこちらです!
- 落語でTVには出にくい
- 師弟関係なので上下関係が非常に厳しい
- 着物に着替えるのがめんどくさい
順番に解説していきます
落語はTVに出にくい

まず前提として、落語家さんはお笑い芸人です。
「お笑い芸人」という単語を聞いたら【漫才・コント】しか思い浮かべない方が多いです。
僕の肌感覚でも、【お笑い芸人】と【落語家】はなんだか切り離されている気がします。
ですが、落語家さんもれっきとした、お笑い芸人です。
まずは、これを強く言っておきたいです!
芸人さんである以上、落語家さんも「TVに出たい!」思っている方も多いでしょう。
ですが、TVではあまり落語さんを見る機会はないかもしれません。
それはなぜでしょうか?
TVに出にくい理由①:TVはショートネタが好まれる
落語さんをTVでは見ない理由。
1番大きい理由は「TVでは短時間のネタが好まれるから!」という理由です。
TVでは、漫才やコントを見る機会は多いでしょう。
漫才・コントのネタ時間は大体こんな感じです。
- 普通のネタ番組 ▶若手は2〜3分
- M-1グランプリ ▶1回戦:2分 決勝:4分
- キング・オブ・コント▶1回戦:2分 決勝:5分
- R−1ぐらんぷり ▶1回戦:2分 決勝:3分
落語はこんな感じ
- 舞台でのネタ時間 ▶ 短くて10分
長くて20〜30分 - TVでのネタ時間 ▶ 短くて10分
長くて15分
TVは、次々に出演者が変わっていきます。
おそらく、次々に出演者が変わっていった方が視聴者が飽きないのでしょう。
なので、ネタ時間が短くて良い、漫才師やコント師の方がTVに出やすいのだと・・・僕は思います。
これは僕の意見ですが、
真剣にTVを見ない人は次々に出演者が変わっていった方が、そのままチャンネルを変えずにTVを見てくれるんでしょう。
なぜ出演者を変えるのか?
例えば、嵐が好きな人が歌番組で嵐を見るとします。
嵐が好きなら、嵐のことをずーーっと見ていられるでしょう。
逆に、嵐が好きでないなら、ずーーっと嵐が写っている番組からはチャンネルを変えるでしょう。
そしてTVを見る人は、基本的に、真剣にTVを見ていません。
この例なら、嵐が好きな人しか、真剣に嵐のことを見ないでしょう。
嵐が好きなら、どれだけ長時間、嵐が写っていてもその番組を見ていられます。
でも、大して嵐が好きでないなら、ずーーっと嵐しか写っていなければ、チャンネルを変えるでしょう。
じゃあ、どうしたらいいか?
いろんな歌手を、歌時間短めに出した方がいい。ということですね😁
大体、歌唱時間は、1番と大サビで終わりです。
それで次々に、演者を変えていった方が、視聴者も飽きずに、なんとなくTVを見てくれます。
お笑い番組も、この例えと同じことが言えます。
好きな芸人なら、長時間TVを見ていられます。
嫌いな芸人なら、すぐに変えるでしょう。
だったら、いろんな芸人を出して、視聴者を飽きさせないようにしたほうがいいです。
だから、ネタ時間が短くて済む、【漫才】【コント】の方がTVには向いています。
落語はどうしても、ネタ時間が長くなるので、TVには向いていない・・・と言えるでしょう。
落語は、逆にYouTubeの方が向いているかもしれません。
落語とネタ番組の相性が悪い
TVに出にくい理由②:全芸人の中で、落語家が最も少ない
これは、わざわざ言わなくともいいかもですが・・・
漫才師・コント師に比べ、落語家さんは人数が少ないです。
人数が少ない分、TVにも出にくい!という側面もあるでしょう!
100年前のお笑い界なら、むしろ落語家さんの方が多かったでしょうけどね😁
100年とかなら落語家の方が多く、むしろ漫才師の方が邪道でした。
でも時代と共に、変わっていきます。
現状は、漫才師が1番多いですが・・・
今後は、コント師の人数が、漫才師の人数を上回っていく・・・なんてこともあるかもしれません😁
落語家が、TVに出にくいわけではない
誤解して欲しくないので、補足説明をしておきます。
【落語】ではTVに出にくいです。
しかし【落語家】が出にくいわけではないです。
ここの認識は大事です。
笑点メンバーの師匠方。
M-1グランプリの審査員で有名な、立川志らく師匠などもいらっしゃいます
最近では、元暴走族の総長で有名な、瀧川鯉斗(たきがわこいと)さんもいらっしゃいます。
浅田真央さんと、連絡先を交換して話題になりましたね😁
また、「落語番組は全くないのか❓」と言われれば、深夜帯ではちゃんとあります。
全くないわけではないので、ご安心ください!
ちなみに、『笑点』は落語家さんが出ていますが、純粋な落語番組ではないです。誤解なきようお願いいたします。
【落語】ではTVに出にくいが、【落語『家』】が出れないわけではない
『TVに出てない』=「売れてない』ではない
これも誤解してほしくないので、言っておきます。
TVなどのメディアが発展した今、どうしても露出の多い芸人・少ない芸人がいます。
一般の方でよくいらっしゃるのが、「TVに出てないから」=「売れてない」という認識を持たれている方がいるということです。
まぁ、ある程度合っている部分もありますが・・・
合っていなところも多いです。
『認知度』と『人気度』は違います
漫才師・コント師でも、「TVに出ていない」=「売れていない」は完全にあてはまるわけではないです。
落語家さんは、もっと当てはまらないでしょう。
まぁもっと注意してほしいのは、「自分が知らないから」=「売れてない」という認識に陥ることですけどね😁
「TVに出ていない」=「売れてない」ではない
師弟関係である以上、上下関係が非常に厳しい

「芸人(漫才師・コント師)は上下関係が厳しい」と言いますが、落語家さんはもっと厳しいかもしれません。
なぜなら、『先輩・後輩』の関係ではなく、『師匠と弟子』だからです。
まぁこれを『デメリット』と言えるかどうかは微妙ですけどね😁
いい部分もあるでしょう!
厳しさは師匠によりけり
まぁこれは、いちいち言わなくともいいでしょうけどね😁
会社の上司でも、「あの上司は厳しい。」「あの上司は優しい」ということはあります。
なので、どの師匠が厳しいのか・・・さすがにそこまでは、僕もわかりません💦
師匠選びは優しいかどうか、よりもその師匠の芸にホれ込むかどうか
ただ、「あの師匠は優しそうだから・・」という理由で、弟子入りを志願するのはダメでしょうね。
実際に自腹を切って、落語会を見に行きまくり・・・そこで「どの師匠に弟子入りを志願するか」を決める・・・
それぐらいのことをしないと、ダメでしょう。
実際、僕の後輩A君が、落語家の先輩Bさんに、「優しい師匠を教えてください!」と言って、Bさんは、C師匠のことを教えたそうです。
そしたらその「優しいから」という理由だけで、A君は、C師匠の弟子になりました。
それから幾日か経って、Bさんは悲しげな表情を浮かべ、僕にこう言いました。
「やっぱり人のことを思って優しくしても、ダメなヤツはダメだな!」
Bさんは、Aに「優しい師匠を教えてださい」と言われ、C師匠のことを教えたそうです。
ただそれだけ理由での、弟子入りを志願するというのは・・・僕もあまり、好きじゃないですね😁
Bさんも、まさかそれだけの理由で、AがC師匠に弟子入りするとは思っていなかったのでしょう。
その師匠の芸を見て、弟子入りを志願したわけではないですから。
ただ「優しいから」という理由だけで、弟子入りしただけです。
半年で、弟子をやめたみたいですね。
破門になったのかどうか・・・いまいちよくわからないですけどね。
師弟関係である以上、上下関係が厳しい
着物に着替えるのが面倒くさい

落語になることの最後のデメリットはこれです。
これ以上でも、これ以下でもない。
唯一無二のメンドクサさ、『着物に着替える』です。
これに関しては、以上でございます。
何の補足説明もございません😁
まとめ

この記事では、「漫才師・コント師に比べて大きい、落語になることのデメリット」について書きました。
おさらいすると、こんな感じになります。
- TVに出にくい ➔ 『落語』ではTVに出にくいのであって、『落語家』が出れないわけではないです
- 上下関係が厳しい ➔ 師弟関係ですからね。当たり前です。
- 着物にきがえるのがメンドクサイ。
「逆に、落語家になることのメリットを教えてくれ!」という方はこちらの記事もご参考ください!
・漫才師・コント師に比べ、落語家になることのメリットとは?
最後に
僕みたいな落語家でない人間が、落語家さんについてあれこれ言うのは、非常に失礼かもしれません。
しかし、「少しでもお笑いの世界について知ってほしいな。」と思い、この記事を書かせていただきました。
上記のリンク先の『落語家のメリット』にしろ、今回の『落語家のデメリット』にしろ・・・
「実際に、知り合いの落語家さんに聞いてから、この記事を書いた方がいいんじゃないか?」と迷いました。
しかし、それをすると自分の考えが弱まってしまいそうなので、自分の考えで書かせていただきました。
お読みいただきありがとうございまあす。南方神起でした!
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