- 落語ってどこに行けば見る事ができるの?
- 落語を毎日やっている場所ってあるの?
- 大阪にある落語の寄席について教えてほしい
落語を生で見たいんだけど…大阪のどこでやっているのかわからない
そのような悩みをお持ちの方はいませんか?
実は大阪には、毎日落語をやっている「繁昌亭(はんじょうてい)」という寄席があります。
私は、お笑いの会社「吉本興業」に所属しており、現在も大阪に住んでおります。
といっても、落語家ではないですけどね😉
この記事では、吉本興業に所属している私が「繁昌亭」について解説します。
- 「繁昌亭ってどんなとこなの?」
- 「落語を見るなら、とりあえず繁昌亭に行けばいいの?」」
そんな方にオススメの記事です。
それでは参りましょう!
まず結論ですが…
落語を見たいなら、特に何も考えずに繁昌亭に行けばOKです!
この記事では「繁昌亭」の短所・長所について、それぞれ3つずつ解説していきます!
「繁昌亭以外で、落語をやっている寄席はないの?」
という方はこちら!
繁昌亭の短所【3選】
基本的に、「大阪で落語を見たい!」と思った場合、繁昌亭に行けばOKです。
ただし…どんな物にも短所はあります!
なので「あえて書くなら、これが短所かな〜💦」と思うことを書きます。
【「繁昌亭」に行く短所3選】
- 落語しかやらない
- 東京の落語家は、基本的に出ない
- 「交通の便」は少し悪い
詳しく説明します。
繁昌亭では落語しかやらない
まぁこれは当たり前ですが、繁昌亭では基本的に落語しかやりません。
「落語専門の建物なのに、落語やらない」って意味わからないですからね😭
落語に興味なければ、繁昌亭に来る意味なし
これも当たり前ですが…😅
落語に興味のない人が繁昌亭に来ても、楽しめる事はまずないでしょう。
なので、ご家族で繁昌亭に行くのは、避けた方がいいかもしれませんね。
お子様などがいたら、そのお子様は楽しくないかもしれません😭
まぁ、落語に興味のあるお子様もいますからね😊
全員が全員、興味のないお子様ということではないでしょうが…
それでも基本的に落語が好きな方は、お年寄りが多いですからね。
落語に興味のない人が、落語しかやらない繁昌亭に行っても、楽しめる事はないでしょう。
【余談】
これは落語家本人から聞いた話ですが…
ごくたまに、落語の寄席に修学旅行生が来るそうです!
みんな漏れなく死にそうな顔をしてるそうです😀
「お笑いは見たいが、落語を見たい訳ではない!」という事でしょうね😭
このパターンは最悪ですね。
「お客さんは見る気ない」「演者も嫌々舞台に立つ」
この2つがそろってしまう、最悪のパターンです😆
なので、この記事をご覧の学校の先生方がいらっしゃいましたら、落語の寄席に生徒をつれて行く事だけはやめてください😊
先生A 「生徒からは『大阪に行ったらお笑いを見たい!』という声が多数あります!」
学年主任A 「じゃあ、お笑いを見たいのなら落語を見に行こうか!」となれば…
鈴木雅之ばりの「違う!そうじゃない」の声がたくさん上がるでしょう!😁
落語の合間に「楽器漫談」や「手品」などがある
とはいえ1回の公演で全部落語をやるかというと、そうではありません。
- マジックショー・ジャグリングなどの大道芸
- 日本舞踊などの演芸
- アコーディオン・三味線・ギターなどを使った、漫談
落語の合間にこんな感じの芸があったりしますが…
箸休めのように存在するだけで、メインは落語です。
落語ばかり見ていると疲れますからね😉
あくまでも「次からの落語を、フレッシュな気持ちで見るための箸休め」
で存在するだけです。
こんなことを思っている方は、そうそう居ないと思いますが…
繁昌亭では吉本新喜劇なんかやらないので、ご注意ください。
「笑点」は落語ではない
お笑いの文化がない地方の方には、ごくたまにいらっしゃいますが…
「落語と言えば笑点!」と思ってる方が、たまにいらっしゃいます😊
「司会者がいて、司会者のお題に5人の落語家が答えていく。これが落語だ!」
という事でしょうか…💦
あれは「笑点という番組に5人の落語家出てる」というだけです😊
落語ではないのでご注意ください!
東京の落語家は基本的に出ない
落語を地域で大別すると、大きく2種類あります。
- 上方落語 ➡︎ 関西弁の落語
- 江戸落語 ➡︎ 江戸っ子口調の落語。
繁昌亭は大阪にあるので、基本的に「上方落語」がメインです。
そして「上方落語」がメインとなると、1つ問題が出てきます。
「関西なまりがきつい!」という事です。
僕は大阪吉本の人間なので、「上方落語」なら頭にスッと入ってきます!
しかし、「江戸落語」はあまり聞きなじみがありません。
TVで「江戸落語」を聞いてもよくわからない事があります。
江戸っ子の喋り口調が、頭に入りにくいんですね😭
という事は、僕のエピソードと逆の事例が発生する事もあるでしょう。
普段、「江戸落語」を聞いている人は、「上方落語」を聞いた時に「関西なまりが強すぎて、頭に入って来ない」
かもしれません😓
「落語は江戸落語ばかり聞いている」という方は、関西なまりが強い「上方落語」は聞きにくい事も知れません😓
これが、繁昌亭に来る大きな短所となるかもしれません。
「交通の便」は少し悪い
まぁこれは、ほとんど短所にはなり得ないですが…一応。
「繁昌亭」は大阪の中心地
- 梅田
- 難波
- 天王寺
からは外れた地域にあります。
どちらかと言えば、梅田寄りの地域ですね。
なので、繁昌亭は少しだけマイナーな地域にあると言えます。
まぁ「なんばグランド花月などの、吉本の劇場と比べたら、少しだけ中心地からは外れている」
というだけです。
駅からも非常に近いです。
- 地下鉄堺筋線 ➡︎ 南森町
- 地下鉄谷町線 ➡︎ 南森町
- JR東西線・学研都市線 ➡︎ 大阪天満宮
これらの駅が最寄駅です。
大阪市内でも、そこまでメジャーな路線の駅ではない…
って感じですね😌
「大阪のお笑いの劇場ってどんなとこがあるの?」
という方はこちら!
✔️【大阪のお笑いライブでオススメの劇場7選!】芸人がオススメします
繁昌亭の長所【3選】繁昌亭のオススメポイント
繰り返しますが、「大阪で落語を生で見たい!」と思った場合…
基本的に繁昌亭に行けばOKです😊
なぜ、繁昌亭に行けばOKなのか?
繁昌亭の素晴らしい、オススメポイントを3つ解説します。
【繁昌亭の長所】
- 落語だけを楽しむことができる!
- 1年365日、毎日落語を見る事ができる
- 周辺に観光地が多い
繁昌亭では落語だけを見る事ができる
上の“繁昌亭の短所”の章の1番最初…
「繁昌亭の短所は『落語しかやらない』ことである!」と書いております。
そして繁昌亭の長所は「落語だけを見る事ができる!」です…
「いやっ、一緒やがな❗️❗️」って感じですが…
まぁでも、そういう事ですよね😊言うなれば「表裏一体」です。
落語好きの人からしたら、「落語しかやらない!」というのはむしろ長所です😊
上の章で書いたように、厳密には落語だけをやる訳ではないです。
でも、メインは落語です。
落語好きの方からしたら、繁昌亭は聖地でしょう。
我らが吉本興業のなんばグランド花月は、一丁前に「笑いの聖地」などと抜かしていますが…
落語好きの方からしたら、繁昌亭の方がよっぽど聖地です。
神戸の喜楽館(きらくかん)という寄席も「ここは笑いの聖地」って言ってましたけどね😁
みんな「笑いの聖地」でいいんです😀
繁昌亭は、1年365日、毎日落語を見る事ができる
「関西地方で、365日落語をやっている寄席ってどこ?」
と聞かれたら
- 天満天神繁昌亭(大阪市北区)
- 神戸喜楽館(神戸新開地)
この2つのみです。
大阪の新世界(通天閣)の近くにも『動楽亭』という寄席がありますが…
そこは、毎月1日〜20日まで、落語をやっております。
なので「365日やっているかどうか?」と言われれば微妙です💦
まぁ1年の大半をやってる事に変わりはないですけどね😉
大阪で毎日落語をやっているのは「繁昌亭」のみです。
繁昌亭の周辺には、大阪の観光地もある
繁昌亭は大阪市北区天神橋という場所にあります。
その周辺には観光地も多いです。
- 天神橋筋商店街 ➡︎ 日本一長い商店街
- 大阪天満宮 ➡︎ 菅原道真公。日本三大祭の1つ「天神祭り」で有名な神社です。
- 大阪城 ➡︎ 上の2つに比べると遠い。
これらの観光地が「繁昌亭」の近くにあります。
すいません💦大阪城は「近い」と言えるかは微妙かもしれません。
しかし「天神橋筋商店街」「大阪天満宮」は非常に近くです。
というか「繁昌亭が天神橋筋商店街の中にある!」と言えるぐらい近いです😊
大阪天満宮に関しては「近い!」も何も、隣にありますからね😊
大阪で落語を見るなら、繁昌亭!:まとめ
この記事では「大阪で落語を見るなら繁昌亭がオススメ!」という視点に立ち、
「繁昌亭」について書きました。
【繁昌亭の短所】
- 落語しかやらない
➡︎ 「落語に興味ない!」という人にとって、落語しかやらない繁昌亭に行くのは苦行かもしれません😭
「お笑いを見る」=「落語を見る」という事ではないでしょう? - 東京の落語家は、基本的に出ない
➡︎ 「江戸落語」しか聞いていない人は、昔ながらの関西弁を多用する「上方落語」は頭に入りにくいかもしれませんね😭 - 「交通の便」は若干悪い
➡︎ 「しいて言えば…これかなぁ〜。」って感じです。
記事を書くうえで「短所と長所を同じ数だけ挙げた方がいいな」と思ったから書いたようなもんです😉
まぁ、大阪の中心地「難波」「梅田」からズレているのは確かです
文字数的に短所の方が多く書いており、「繁昌亭の悪口を書いてるんか?」と思われそうですが…
そうではありません。「大阪で落語を見たい!」と思った場合、繁昌亭に行きましょう!
【繁昌亭の長所】
- 落語だけを楽しむ事ができる
➡︎ 吉本の劇場。「なんばグランド花月」や「祇園花月」と違い、落語だけを見る事ができます! - 毎日落語を開演している
➡︎ 大阪で、毎日落語をしているのは「繁昌亭」だけです - 繁昌亭の周辺には、観光地が多い
➡︎ 大阪天満宮・天神橋筋商店街などがあります
「落語に興味のない人が、繁昌亭に行ってもただの苦行だ!」と言いました。
でもやっぱり、個人的な想いとしては、落語に興味がなくても「繁昌亭に行ったら落語が好きになった!」
となる事ですね😘
まぁでも自分は落語家ではないので、力になる事は不可能ですが…😭
あと若者で“「お笑いが好きだ!」=「落語も好きだ!」”
という方は基本的に少ないでしょう。
でも「落語が好きだ!」という方は、基本的に「漫才もコントも含めた、全ての笑いのジャンルが好きだ!」
という方が多いように思います😊
あくまでも個人的観測ですけどね😊
「繁昌亭に行く!」という方はここから!
✔️https://www.hanjotei.jp/ (繁昌亭公式サイト)
何かしらの参考になれば幸いです。
南方神起でした!
ほなね〜😆